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「生誕100年記念 ダリ展 創造する多面体」サントリーミュージアム天保山

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旅の行程の途中にサントリー<ミュージアム天保山があったので寄ってきた。

ダリの初期から晩年までの作品を、多彩な活動をたどりながら紹介する展覧会であった。14歳で本格的に絵を描き始めたというが、その若く「しおらしい」時代から晩年の作品まで、どれもがみなくっきりとしていた。本物はぶれない、という感じで、そこに強く惹かれる。
ヨーロッパの古典的な絵画技術を継承しながら、彼独自の革新的な世界の見方が表現されていた。

あるはずがない、しかしどこか記憶にあるような、なつかしいような、そこへ行ってみたいような世界。キリコの絵よりもうすこし親密な感じがする。

彼はとても感覚が鋭く、世界が視覚的に常人とは別に見えていた?、ともいわれるが、そこのところは憶測でしかない。
しかし彼にとって、あの絵の世界が必然であって、装飾の過剰ではないことはわかる気がする。クリシェとしての装飾を付け加えている暇はなかったのだろう。

福岡市美術館に彼の大作があり、かの地を訪れるといつも観ているのだが、茫洋とした水平線までのぼんやりと明るい世界は、たぶん彼の生地ないしは生活地のの風景だろうと考えていたが、今回の展示にあったビデオを見ると、たしかに彼の生活圏には、彼の絵のモチーフが数多くあるように見受けられた。

それにしてもチュッパチャプスの包装紙のロゴが彼のデザインになるとは知らなかった。

よい展観である。お薦めする。

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2007年04月08日 08:04に投稿されたエントリーのページです。

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