朝倉彫塑館は谷中にある。日暮里駅が一番近いようだ。
ここは、一言で言うととっても変わった建物だ。そして魅力的だ。何人かの知人に紹介されたので行ってきた。
この日はけっこう雨風の強い日だった。すこしこごえながら日暮里駅から歩いた。曲がる場所がわからずに、ちょっとさきのどらやきの店で道を尋ねた。このあたりはいわゆる「谷中せんべい」の店?らしいのがたくさんあった。(でも買わず。)
彫塑館に入り、荷物を預けて中に入った。まずは高い天井(というより2階まで吹き抜けている)のアトリエに出る。「墓守り」を始めとする代表作のブロンズ像が並んでいる。一部の床は実はリフトになっていて、床の隙間から地下の明かりが漏れでている。
アトリエ横の図書室に入ると、さらに嬉しくなってしまった。壁一面の、2階の高さまでの本棚に、クラシックな装幀の本がぎっしりとつまっている。上の本を取るには梯子がいる。とてもノスタルジックな、懐かしい風景だった。
コンクリート作りのアトリエは、純和風の母屋に接続しており、そこには大きな石のある池と、円をテーマとした2階建ての和室空間が集まっている。
木の枝が、撓められたまま階段の手すりの縁になっていたりする。とにかくそのエキセントリックさは尋常でない。大胆である。
不思議な世界で、ここにはどんな住まいかたがあったのか、と興味が尽きない。
