一気呵成シリーズ:
出光美術館の最近の展観は構成が非常によいと思う。いつごろからか? たぶん風神雷神図屏風のあたりからではなかったかと思うが、展示のテーマやポイントの提示が非常に分かりやすい。図録もそれに符合していて、トータルなプレゼンテーションのしかたがよいと思う。
今回の志野と織部の展示もそのようなものであった。
志野も織部も、笑ってしまうくらいたくさんの作品が展示されていた。どうやって全部見ればいいんだ、という感じである。
志野は卯花墻をはじめとした名品がかなり集まっていた。風雅なデザインと図像が美しい。
織部はばさら、カブキの雰囲気がたっぷりと感じられるものがたくさんでていた。きわめて短い期間にでたものとのことで、ある時代に突然このようなものがうまれ、輝いて消えていったことはとても不思議に感じられる。あの図像はどうしてうまれたものか、それも興味深く、面白い。
結局そういうところから日本画の図像学に興味をもち、なにか適当な読書の対象はないかと探したところ、それらしいものが一つ見つかった。しかし1万円以上もする本なので、どうしようかと考えた末、近くの図書館を検索したところ、沖縄国際大学図書館にあることがわかった。ここは一般者も閲覧できるようなので、ちかぢか行ってこようと思っている。
