一気呵成シリーズ:
国立新美術館に初めて行った。(しかし「新」なんて名前に入れちゃって大丈夫なんだろうか…)
乃木坂駅から直結しているが、出たところのチケットビューローでチケットを買うのだが、中の状態がわからないので、「さあ、どこに行きたいの?」と言われてちょっと迷う。選ぶところでもう少し中のことがわかるようにしておいて欲しいと思う。
そこは美術館の北西の角に当たるところで、南西角の入り口までは吹きっさらしをビルの一壁分歩く。やれやれ。
まあとにかく、でかい。入ったところに、とても小さなコインロッカーがある。ロッカーの数は少ない。ほとんどはふさがっている感じ。「正面入口」と言われているのは南東の角で、そちらにはもっと充実した施設があるのだろうか。(美術館のサイトマップをみても、フロアプランや内部図がない…)
中は会議場かコンベンションセンターのようで、なにやらショッピングモール的でもある。外観や構造体から発せられるオーラは威圧的だ。館内のサインは不親切。エレベーターの押しボタンにも矢印はついていない。「上についているボタンが上向き」というメッセージを発していることになるらしい。
ポンピドーセンターの所蔵品から、異邦人の作品をあつめた展覧会が行われていた。藤田嗣治、モディリアーニ、ピカソ、シャガールなどなど。
藤田の猫はあいかわらず猫である。ピカソの赤い人を初めてみたが、顔の表情に強く惹かれる。
シャガールがただのヘタ絵でない理由がわかったような気がした。確固とした表現への意思があるのだ。それが本質的に芸術家が持つべきたった一つのものかもしれない。表現せずにはいられないきもち。(千住さんも似たようなことを言ってたっけかな。「絵がなくては生きていけない」)
名前を忘れてしまった、収容所で死んだ画家の絵があった。きれいなカラーコンポジションだった。かれは「退廃画家」と呼ばれ、捉えられ殺されたのだ。その運命と、今ここにある美しさの対比が強烈だった。側を離れられない絵。磁力があった。
美術館を出たが、ここは地下鉄方面からは、地下鉄構内にしか抜けられないらしい。やれやれ。一度構内を抜け、反対側にでてから学術会議のところを回って六本木トンネルを抜けてからヒルズへ出た。
ちょっと見たい写真展があったが、くたびれ果てていて、なぜかそれ以上の意欲がわかず、そのまま日比谷線に乗った。あの写真はまたあとで見られるはず。