movie:「ドラゴンヘッド」監督:飯田譲治、原作:望月峯太郎、妻夫木聡、SAYAKA、山田孝之他
私は原作を読んでいない。読んでいる人にはかなり物足りない映画として写っているようだが、単に「映画」として見て評価する。
何らかの理由でカタストロフィックな破壊を受けた日本(あるいは地球?)で、列車事故に巻き込まれた二人の高校生が故郷の東京を目指す物語。
先述のごとく、原作との対比で批判も多いようだがが、映像作品としては楽しめた。はじめからダークな感じで始まり、壊れたいじめられっこに驚愕し、そのまま最後までそのダークで救いのないリアルな世界に没入していた。
爆破のシーンや荒野のイメージを見て、恐ろしくよくできたCGだと思っていたのだが、実はそうではなくて、ウズベキスタンでの実写ロケだったのだ。なぜウズベキスタンだったのかは知らないが、荒涼としたイメージをとるのに平原の世界は適切だったのかもしれない。(エキストラとしてアジア人の現地の人たちを使える、というメリットもあったのかもしれない。その辺りは例によって日本の監督はあまりしゃべらないので、よくわからない。)
とにかく映像と、説明のないダークな世界観に引き込まれて楽しめた。原作を知っていればあれがない、これが抜けている、描ききっていない、といろいろな批判を私も持ったかもしれないので、それなしだったのが好運だったかもしれない。
映像作品としてはお薦め。
