September 07, 2006

「Web2.0でビジネスが変わる」神田敏晶

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お会いしたことはないのだが、この人は「得体の知れない人」という感じがしている。他にわかるのは、頭がはじけている人、そしてよい意味で「根っからのメディア人だ」ということだ。彼が自分の視点から、自分が実際に見たものを表現している、と思うからだ。
本書は梅田望夫氏の「web進化論」のcounterpart的な存在だ。前者が「経営者とテッキー」の立場やその関係性の中で書かれているのに対し、本書は「コンシューマーからメディアへ」といった視点で書かれている。「web2.0」というあいまいなものを、視点を変えてとらえ、表現している。
特に第5章あたりでは、著者は自分のフィールドで生き生きとしている感じがする。CGMは我らの世界、という感じだ。
ナチュラル・ボーン・ネット世代が、同世代の他人と家族以上に親密な関係を築いているというのは、言われてみればそうなのだが、新鮮な視点だった。彼らはネットを技術でなく直感で理解している。
彼のビデオレポートをサイトで見たことがあるのだが、本人が「プリミティブでブロークンだ」と言っている英語のインタビューを聞くと、聞くより直感の人だな、という感じがして、本書のバックグラウンドがわかる気がした。
web進化論とペアにして読むと面白い本だ。

202ページにtypoをひとつだけみつけた。

Posted by sheemer at September 7, 2006 04:37 AM